「防ぎようが無かった」とは粉微塵にも思わないなぁ。
少なくともスパイウエアをウイルスチェックもせずにダブルクリックし、
何も無かったのに「変だな?」とも思わず長期間放置していたのだから、
銀行側がどんな対策をとっていようともアウトかと。

ログイン時のパスワードとして、ユーザーに乱数表を発行している銀行もある。「これなら、今回の犯行は未然に防げたのではないか」とT社長は主張する。

こんな対策、スパイウエアの動作次第でどうとでも回避できるし、
何より利便性が非常に悪くなるから使わない事を非難するのはお門違い。
まぁ可哀相だけど全額保証とかは無理だろうなぁ。明らかに自業自得だし。
添付ファイルをどうしても実行する必要がある場合なら、
ネットワークを切ったスタンドアローンなPCで実行すべきかと。


スパイウェアで500万円も盗まれるなんて……」
この言葉自体がネット経由でお金を使う事についての無理解だと思う。
重要な情報の危険性を認識した上で、対策をしっかり取り、
更に提供側のシステムを信頼した上で、
どうしても必要でなければ*1使わないのが吉かと。
まぁ私は特に必要が無いので殆ど使ってません。*2
最近増えてるオンライントレードも似たようなもの。
嫌がらせの売買ならスパイウエアで簡単に出来る。
対策は十分に取っておくのが吉。結構適当な人も多いのでは?

*1:この辺は利便性とのトレードオフになりそうで難しい所もあると思う。だからこそ、「それでも使うのだ!」というしっかりとした認識が必要かと。

*2:オンラインの通販で買う場合も着払いが大半だったり。それも年間で数回程度かな。ネットバンクなんて恐ろしくて使う気もしないし。