Halenネタその5。


Kovenに惜敗後のHalenの練習量は、キチガイじみてくるようになる。
例えば暗黒内政でややミスったら(自分から見たら殆どミスに見えないのに)
その内政の練習を5時間ぶっつづけで永遠と行っていたりと、
質も量も桁違いといって良いほどだったと思う。
こういった練習により地形がかなりランダムで決まるAoCでも、
絶対にミスしないという確固たる自信を持っていたようだ。


そんな練習を続けるうちについにHalenはKovenと並ぶほどの実力を得、
更にレートでも複数のアカウントを作りながらKovenと切磋琢磨していくうちに
2500という過去最高レートを更新してトップに立つ事になる。*1


こうした中、前年に行われた予備開催的だったWCG Challengeではなく、
本開催となるWCG2001に向けて、AoCの本大会出場枠が決定された。
そこで日本はなんと開催国である韓国の4枠に次ぐ、
3枠というその他の国では最大の出場枠数が用意されることになる。
これはハッキリとHalenの影響力なくしてはありえなかった。
この時点で既に世界No.1と認められていた証である。


Halenは日本予選できっちりと優勝を決め、1位で本戦出場確定。
そして2位に残ったのがtoshi_donことENZAである。
当時14歳の中学生だったがセンスでは抜群に高かった。
そして3位に入ったのがzyatou。実力的には2番手だったが、
準決勝でHalenに敗れ3位決定戦で現ゲーム記事のライターとして活躍している
HOUKOUさん*2を破っての出場決定である。
*3


そしてWCG本戦へと行く事になるHalenだが、
ここで恐らくHalenにとっては最大の敵と戦う事になる。

*1:この頃のHalenとKovenの試合は伝説のリプレイとして海外でも紹介され、今でも探すと見つける事が出来るほどである。>>http://www.ausgamers.com/files/details/html/316(DLできるかは未確認)

*2:記事はこの辺>>http://web.archive.org/web/20080531180915/http://www.inside-games.jp/search/search.php?query=HOUKOU

*3:蛇足になるが私は当時HOUKOUさんとはほぼ互角だったし、toshi_donとも良く練習H2Hをしていて3-7くらいの成績だったと思う。実力者は他にも沢山居たと思うのだが、海外まで大会で行くとなると結構尻込みした人(自分もそうだが)も多かったようだ。