Creo復活。相当にワクワクしてくる。
しかしこれだけを見てもピンとこない人が多いと思うので軽く履歴を説明しよう。


Olav "Creolophus" Undheim 国籍:ノルウェー。現在22歳。

昨年のBlizzCon優勝者。NE使い。
笑っている写真が多く、陽気な雰囲気を持つ天才プレイヤー。
強さだけでなく、その気質と最後に残した足跡から、
引退して1年近く経つ現在でも、ヨーロッパでは絶大な人気を誇る。


WarCraftのプレイヤーとしての初期は、今は亡き64AMDに所属。
WC3LのSeason 7では、ややサブメンバーながらプレオフに出場し2位の実績もある。
その後、64AMDの崩壊と共にfnaticに移籍。
この時点でもそれ程目立った戦績は残しておらずSeason 8はSolo 4-5である。
そしてこのシーズン終了とともに4Kに移籍。
この頃の4Kと言えば絶対王者Grubbyに最強HumのToD、最強UDのFoVと
NE以外の各Race最強クラスの3人を揃え黄金期を迎えていた頃である。*1
そして迎えたSeason 9。
Grubby・ToD・FoVという最強のチームメイトと練習を重ねたCreo。
ここでついにその実力を発揮する事になった。
Soloで17-4。更にプレイオフでも活躍。
だがMoonが加入して勢いに乗っていたMYMを止める事はできずに2位に終わる。
個人成績でもESWCやWCGの2005ではそれぞれBest8、16になる等、
トッププレイヤーの仲間入りを遂げる。
その後はやや停滞。
2006年時はFoVが抜けて弱体化をする事になる4Kとして出場。
Season10は1位。Season11は2位と随所で活躍を見せるが、
GrubbyやToDに比べると個人成績はやや物足りない物になった。


そして迎えた2007年。学業の為にラストシーズンと決めていたCreoが覚醒する。
まずはESWCではSoJuに破れたものの2位。
迎えた昨年8月のBlizzCon。

MoonにReMinDと2006/2007年と暴れまわっていた最強NEの二人を倒して優勝。
この時点でNE対決最強はCreoと呼ばれるようになっていた。
そして同時の引退宣言。所属は4KのままInactiveになる。


しかしWCG予選通過を決めていた義理堅いCreoは、結局10月の本戦にも出場。
2ヶ月のブランクいう状態で、練習量が明らかに足りていなかったのか、
予選リーグは比較的楽な面々でありながらギリギリの2位通過。
決勝トーナメントでも、まだ格下と思われていたXlorDや
ロシア最強とはいえToDやSkyからはやや落ちるXyLiganにも苦戦しながら勝利。
そして、決勝で迎える相手は世界最強Hum Sky。
SkyにとってはGrubby、Moonをともに2-0で倒し、決勝はブランク明けのCreo。
前人未踏のWCG 3連覇に向けて万全・・・なはずだった。

しかし勝ったのはCreo。
リプレイは前バージョンなので見れないが、VODは一見の価値あり。

*2
この年の最も大きな世界大会を2位・1位・1位という結果。
更にGosuGamersのプレイヤーランキングでも1位となりながら、
この時をもって完全引退をする事になったのだった。


このCreoが復活となればワクワクせざるをえないのだ。

*1:Season 8といえばプレイオフでGrubby、ToD、Zeusの3人しか登録選手がおらず、Solo1本の自動敗北がつきながらも最終的に優勝したという時期。そしてこの時は勝ったとはいえ、FoVとFuryを含めても5人しか居ないメンバーでは、国内の大きな大会等とかち合ったりビザの取得の関係もあり、いざと言う時に不安があると言う事で白羽の矢を立てられたのがCreoだった。

*2:終戦のハイライトから始まります