IEFに日本代表参加確定。めでたい話。


ただ今回のIEFは参加メンバーのレベルが異常なまでに高い。
というわけで、既に出場が確定しているプレイヤーについて解説。


  • Grubby

英語のwikipedia単独項目がある程の超有名プレイヤー。別名King of Orc。*1
WC3は最初期を除いたかなりの初期から活躍。得た戴冠は数知れず。
今年の前半は数々の大会で優勝か上位に食い込む活躍を見せているが、
先月の中国開催IEMでは一勝も挙げられず予選敗退。今回は雪辱に燃えるか。

  • Kumai

タイというどちらかといえば無名国からつれてきた人数あわせ・・・。
といいたいところのHumプレイヤーだが、
実はEuroのトップ10に入るであろうUDのDowaQを破ったりしている。
あまりにレベルの高い今回のこのメンバーの中では実力的に最下位に近いが、
大穴とはいえ勝ち目が全く無いわけでもなさそう。

  • SaSe

昨年までなら、Euroのトップ3に入る強さを見えていたNE。
残念ながら昨年末に引退宣言。
その後はKing of the Hillのタイトルを持っていた為、
挑戦者となったXlord相手にややネタ戦術で敗れたり、
同様に前年本選出場を果たしていた為、BlizzConのEuro予選に招待参加。
が、力をつけてきたnickerに完全に力負けをしていたりといった所。
ほぼ練習をしていないはずのSaseが今回参加するか自体が微妙な線だ。

  • Happy

ロシアNo1プレイヤーにしてEuro最強のUD使い。
今回の招待確定まで殆ど間が無かったはずなので、
取得が難しそうなロシアからではビザが間に合うか微妙な線。
ただもし参加してくるならOrc使い以外からは嫌な相手になる事間違いなし。

  • Kowi

ニュージーランドのトッププレイヤー。NE使い。
国別代表大会であるWCGの常連だが、
その他の世界大会ではほぼ見られなかったプレイヤー。
WCG本選では毎回予選リーグで3位程度の実力は持っているが、
中々決勝トーナメントには出場できないレベル。
決して弱いわけではないのだが、この面子の中では最下位クラスか。

  • SonKiE

アメリカNo1クラスのHumプレイヤー。
WCG以外でもよく見るプレイヤーなのだが、今回招待されているような
世界でもGosuと呼ばれるレベルの相手にはほぼ勝てていない。
国内大会ではほぼトップで、
そういった相手にも圧倒的に負けるわけではないのだが、
やはり何かが足りないのだろう。この中ではやはり最下位クラス。

  • mOOn-GLaDe

オーストラリアの最強プレイヤー。NE使い。
Kowiと似たような感じのプレイヤーだが、WCGではGrubbyを破った事もある。
WCG以外の世界大会等で見ないプレイヤーなので面白い活躍を期待してみたい。

  • HoT

ウクライナ最強のプレイヤーにして、Euro最強のNE使い。
Happyと同じく東欧なのでビザの取得が心配。
ただ参加できればMoonにとっては最も嫌な相手の一人となるかもしれない。

  • LucifroN

昨年スペインから現れた超新星。若干17歳にしてEuro最強クラスとなったOrc使い。
昨年のBlizzConの予選でGrubbyToDを破り、その後も大きな活躍を続ける若き天才。
今年はややその輝きが鈍っている感じはあるが、
トップレベルなのは間違いない。活躍を期待したい。

  • TH000

中国のトップ級Hum使い。但しHum対決は苦手でNEを使う。
初期はランダムに近い程色々なRaceを使い、
大きな大会で披露した1stMKで世界を震撼させたという天才型プレイヤー。
その後はやや活躍度が落ちていたが、今年に入って復活。
数々の大会で大きな活躍を果たしている。
ただ安定感が無いところもあるので活躍するかは調子次第だろうか。

  • Fly100%

中国のNo1Orc使い。通称はEasy Win
世界トップクラスのMicroに凄まじくアグレッシブな攻めを得意とする。
魅せるタイプのプレイヤー。
EasyWinといって大言壮語ではなく、実際に優勝してしまう有言実行男。
アグレッシブすぎる攻めがマイナス方向に働くとあっさり負けてしまう事も。

  • InFi

中国のトップレベルHum。
今回僚友であり師ともいえるSkyが出場できなかった中、
中国大会を勝ち抜き出場を決めてきた。活躍を期待したい。
別名TowerManと呼ばれるほどTower大量なプレイが有名だが、
わずか1年足らずのプレイでトップに肉薄してきたその才能は間違いなく本物。
今年はやや活躍度が低くなっているが、今回の反抗に期待したい所。

  • TeD

中国の最強UDプレイヤーにして世界最強UD。
今年に入ってSusiria、Lucfier、FoV、ReiGnと韓国のトップ級UDが全員引退し、
もはやトップレベルのOrcに勝てるUDはTed位しか考えられないと呼ばれる。
FlyのようにアグレッシブなタイプのOrcにはかなり勝てているのだが、
Grubby、Lynのようなディフェンシブな相手はTedといえども苦戦気味。
今回もOrcに全く勝てないようならやはりUDの強化がほしいところだが・・・。

  • Lyn

韓国の最強Orcプレイヤーにして、
Grubby・Fly・Lucifronらと頂点を争う最強Orc。
一昨年、昨年と殆ど常にOrc使いNo1の地位。
更に今年に入ってからも安定した活躍を見せるLynは、
今回も上位入賞間違いないか。

  • WhO

韓国のトップレベルOrcプレイヤー。
一昨年AsiaサーバのSolo Ladderで前人未到のLv61を達成し、
最強アマチュアという触れ込みでWC3Lに参加し、以後はプロとして大活躍。
そして昨年の大きい世界大会(ESWC)で優勝し更に名を上げた。
だがその後はBM+SHしか戦術が無い事が明らかとなり、
対策が浸透してきたせいか今年は大苦戦。
一時はトップの30位からも消えていたWhoだったが、最近は復活気味のようだ。*2

  • SocceR

韓国のトップレベルNE。
NE大国とも言われる韓国の中で、最も新しいプレイヤー。
3年ほど前の初期はFoVのタッグパートナーとして、WC3Lの2on2で全勝し名を上げた。
その後は個人レベルでもかなりの実力を発揮している。
大きな世界タイトルはまだ取った事は無いが、
ほぼ世界レベルのプレイヤーしかいない国内大会で何度か優勝経験はある。
いつ世界レベルの大会で優勝してもおかしくないクラスだ。

  • Moon

韓国のトップNEにして世界最強の名をほしいままにしているNE使い。
別名第五の種族。
こいはNEじゃねえ!Moonという別の種族なのだ!とは
誰がいったか知らないが、まさにいえて妙。
数々の超人的な技を披露しては世界に名を轟かす。
去年までは苦手にしていたNE対決も国内の相手ならほぼ勝利。
益々弱点がなくなってきたMoon。今大会でも優勝最右翼の一人だろう。

*1:ちなみに単独で項目のあるプレイヤーはポーカーで有名になった人を除くと以下の7人、MoonMadfrogSweetSkyToDFoV、Grubby

*2:が、KotHでTH000相手に全くいい所を見せること無く、3連敗で敗北してしまった。