上はオマケで書きたかった本題はこっち。
BlizzCon用の地方オフライン予選の予備選になる、
Battlenetで行われてきたInvitational Laddeの順位が確定。



これは前回のBlogネタで出たいと書いていた、EliteLadderと呼んでいたものだ。
Asia,Euro,USと3箇所のオンラインLadderで行われていたもので、
まずElteLadderに参加するには以下の条件が必要となる。

  • Ladderリセット後の短い期間の間が予選。通常のSoloLadderで100位以内(USはLadderが二つあるので50位以内)に入ること
  • 前回のEliteLadderに参加していた者
  • メール登録してあるアカウント

期間内に順位以内にいるとメールが送られ、EliteLadderに参加できるようになる。
そして集められた100人+前回のEliteLadder参加者によるEliteLadderで
上位の6位以内に入ると各地方のオフライン予選に招待される。
更に昨年本選出場者は今年も地方予選には自動出場となっている。
今回それぞれの地方で勝ち抜いてきた6名+前年出場者が以下。
Asiaサーバ

Asiaサーバといってもサーバが韓国にあり、
もうひとつの強豪国である中国からはラグが酷く
この大会で見かけることはほぼ無い。
今年も全員参加者は韓国からとなっている。

  • Lyn(Orc)

韓国の最強Orc。
常に世界中で三番手以内の強さを持つOrcer。
手堅く詰め将棋のようなプレイが特徴。
大きなミスをするようなことが殆どない。

  • Shy(NE)

昨年末で引退した強豪NE。
昨年に同じような状態だったEuroのSaseも予選には参加してきたので、
参加する可能性はあるが、勝ち上がるのはやはり現役相手は難しい。

  • Moon(NE)

予選1位。貫禄の超人Moon。
この人が居なければNEの作戦進歩は2年は遅れただろうと言われ、
Dryadの経験値アップにHeroの杖受け渡し使用を出来なくするパッチは
無かっただろうとも言われる。
昨年までは苦手だったNE対決もチームメイトとなったSoccerとの練習で克服。
弱点が益々無くなり今回も予選通過の最右翼となりそうだ。

  • SocceR(NE)

予選2位。WeMadeFoxの3番手Soccer。
国内最強だったLyn、Moonとチームメイトとなり
練習で更に実力を伸ばしてきたSoccerが堂々の2位。
最近ではその二人とも並ぶほどの実力を示している。

  • Who(Orc)

予選3位。BM+SHマスター。
2008年に彗星のように現れWC3LのベストプレイヤーやESWC優勝等、
輝かしい成績を収めたWhoだったが2009年は低迷していた。
しかし今年は完全に復活。
Lyn等殆どのOrcerがvsNEにはBM+TCを使う中、
一人BM+SHで、しかもしっかり結果を残すあたりが正に職人芸だ。

  • Violet(Orc)

予選4位。若きOrcer。
あまり大手のチームに属したことは無かったが、
以前からその実力に関してはかなりのものがあった。
今年になってその才能がついに開花。
最近ではLynを倒し国内大会で優勝を収めたりしている。
APMが150〜180と今回出場したプロの中では最も少ない操作量だが、
その強さは間違いなく本物だ。

  • Remind(NE)

予選5位。黒メガネがトレードマークのプロフェッサーRemind。
古参のNEプレイヤー。ある時期ではMoonをカモにし、
元々はRandomerで全てのRaceで高い実力を発揮していたが、
Moonの項でも説明した2007年のNEの弱体化パッチ以後、
UDに全く勝てなくなり不振に喘いでいたRemindだが、
昨年中ごろからは完全に強さが復活。
近年は強かった当時と同じかそれ以上の強さを発揮している。

  • RohJinWook(Hum)

予選6位。マニアックオーダーRJW。
7位のFoCuS(Orc)をギリギリで抑え、何とか6位確保で予選参加権を得たRJW。
実力的にはFoCuSよりは下に思えるが、
得意のマニアックなオーダーがハマれば上位の相手にも勝機はある・・・はず。


Euroサーバ

King of Orc Grubby。2003年当時から常にトップレベルの地位に居るGrubby。
今年も好調をキープ。
一昨年にLucifronに破れ予選敗退したが、昨年は順調に出場。
今年はGrubbyを破るような大型新人が現れるかどうかが注目の的だ。

  • Lucifron(Orc)

一昨年の同大会で、Grubby,ToDを破り
その後は大きな活躍を示しているスペインの若きOrcer。
ただ今年に入り明らかにプレイ数が激減。
最近のプレイはSC2ばかりのようで、
今回の活躍に関しては期待できないかも・・・。

  • Happy(UD)

予選1位。
ロシアの古参でありながらまだまだ18歳と若いHappy。
ロシアは回線が悪くてやる気が出ないというコメントも以前にあり
Grubbyが居たクランを脱退し、やる気をなくしてきたかと思われたHappyだが、
今回181勝10敗という圧倒的な戦跡で予選1位を決めてきた。
今大会Grubbyに次ぐ注目のプレイヤーとなりそうだ。

  • ThorZaIN(Hum)

スウェーデンのNo1Hum。
昨年から急激に力をつけてきている新鋭Hum。
昨年頭に出場したWC3LでいきなりWhoやFlyを破るという見せ場を作り、
その後も確実に力をつけているようだ。
今回の予選もHappyに僅かに劣る177勝11敗と圧倒的な戦跡で、
予選では上位の二人が完全に抜きん出ている状況だ。