WC3L最終。
WEとMyMの試合はかなり盛り上がった。
WEはマネージャを入れた4人とはいえ、実質3人しかプレイヤーが居ない。
対してMyMは最強MoonにLucifer。そしてWC3Lではめっぽう強いSusiriaが居る。
試合前はMyMが負けることは無いだろうと予想していたが、
蓋を開けてみれば、大接戦となった。


時系列的に追っていくとかなり激しい。
まずは組み合わせから。
MoonにマネージャのHotlipsを当てたWEはかなり上手い。
他にもNEながらvsUDが異様に強いSoJuがSusiriaに当たった。
ここまではWEの目論見どおりといえるだろう。
しかし、Lynが苦手のStormと、そしてReMinDがBNFinalでは勝っているとはいえ、
基本的には苦手としているLuciferと当たってしまった。
MyM的にはStormかSusiriaが勝ちを拾えば、
Lucifer&Moonで勝てるはずといったところだった。
開始はStorm vs Lyn と Susiria vs SoJu。
なんと両方ともWE側が勝ってしまう。MyMは完全に追い詰められる。
その後Moonは当然の如く勝利し、LuciferもBNFinalでの借りを返す2−0で勝利。
最終の2on2に勝敗は持ち越しとなった。
2on2一戦目、どうもチームワークがちぐはぐだったMyMが破れWEがリーチ。
しかしここで意地を見せたMyMが2戦目を取り最終戦へと持ち込まれる。
終戦でLucifer&Moonは1つの賭けに出た。Orc/NEのセオリーを外してきたのだ。
UD/NEでのDK蜘蛛+PotMハントで勝負に出てきた。これがアタリ。
MoonのBox神技などもあり、粘るWEを何とか下したMyMが決勝へと駒を進めた。



終戦は前回と同じMyM vs 4Kとなったわけだが、
組み合わせの上手さで4Kが圧倒的優位に立ってしまった。
MyMとしてはOrcマップのSVにGrubbyが、
そして得意マップのLTにToDが来ると読んでの、
SV:Moon、LT:Luciferだったと思うのだが、
それを完全に読みきった4Kは、SVにFuRy、LTにはGrubbyを当ててきた。
これで残りはStorm vs ToD、Susiria vs Creoとなり初戦と同じ対戦に。
こうなるとMyMがどこまで頑張れるかだったが、
StormはToDに敗れ、LuciferもいいところなくGrubbyにBNFinalの借りを返され。
チームリーダーのSusiriaまでCreoに敗れEND。
Moon相手は仕方ないとはいえ、FuRyは0-2だった。
Susiria vs Creoの最中の、2on2でも4Kが一勝しており、
結果はノーゲームだが4Kの強さだけが光った試合だった。
これで4Kはシーズン・ファイナル共に無敗の完全勝利を達成。
Conguratulation Four Kings!



個人的にはMyMが一勝し、最終戦でもう一度Moon vs Grubbyを見たかったな。
結果的な相手が初戦のGrubby以外は、HotlipsやFuRyというのも少々さびしかった。


ただ、BNFinalでの借りを返す戦いが2試合もあったのは中々面白い。
やはり一発勝負やマップ選択次第では逆の場合もありうるという感じか。
この辺は神がかった種族バランスとマップ、腕前の相関が見られる。*1


後はWEにSkyが居なかったのが残念の一言。
もしSkyが居たのなら決勝はWE vs 4Kになっていたと思えてしまう。


他は2on2のセオリーが変わりそうという所。
NE/Orcが大半になっていた2on2だが、NE/UDを使ったMoon/Luciferや、
Hum/OrcだったToD/GrubbyなどやはりメインRaceで強い二人がやる方が
結果的に強いのかもしれない。
2on2でも色々な戦法が見られるようになるのでこれは嬉しい限り。*2

*1:これがプロレベルの強さですら通用するところがWarCraftⅢの凄い所だと思う。他のRTSにありがちな一極・一部の種族集中が無いのは奇跡的とすら言える。

*2:最近の2on2というとメインのRaceを弄ってまで、Orc:BM/SH Grunt+Raider, NE:DH/Naga Hnt+Dryばっかしだった気がするので。勿論違うのにこだわっているチームもあるし、そういう時は別なRaceも見れたけど、強いチームや勝ちにこだわる場合は大概これで戦っていたと思う。