17日からWC3Lのシーズン12のプレイオフオフラインが開始される。
今回勝ち抜いた4チームは以下の通り。
1. MYM
2. WE
3. SK
4. Bet
17日まで毎日1チームの紹介記事を書いていく予定。


Beijing E-sports Team (Bet)
名前の通り中国のクランでありながら、プレイヤーのメインは韓国人。
SKを脱退後WC3Lから遠のいていたSweetをリーダーに据え、
これまたWEの初期に参加して以後は、WC3Lから離れていたCheck、
そしてそこそこ実力はあるもののチームに所属していなかったプレイヤーを加え、
最後にwNvからFoVを引き抜いてWC3Lに殴りこんできたチーム。
今シーズンWC3L初参加でありながら予選を圧倒的な強さで勝ち抜き、
本戦ではやや苦戦しながらもしっかりとオフラインまで駒を進めてきた。
プレイヤーは以下の通り。

  • Bet.Sweet(UD)
  • Bet.Fov(UD)
  • Bet.Check(NE)
  • Bet.Who(Orc)
  • Bet.WinNers(NE)
  • Bet.ShowBu(Hum) 不参加
  • Bet.Jini(Orc)



1. Bet.Sweet(UD) チームリーダー
ワールドクラスの個人戦において、UD使いでは最も多くの戴冠を得ており、
その実力は折り紙付きといえる。ただし今シーズンのリーグ戦においては
大きく負け越すなど*1安定感には欠ける面もある。
乗っているときならば確実に世界一とも呼べる力を発揮してくる上、
何よりオンラインよりオフラインの方が得意のようだ。
Bet浮沈の鍵を握る要注目のプレイヤーである。


2. Bet.Fov(UD)
これまたワールドクラスの個人戦において多くの戴冠を得ているプレイヤー。
最近でもIEFでSkyを破って優勝しており、
現在最も油の乗っている最強UDかもしれない。
元4Kであるため、プレイオフの経験は十分。今大会でも実力を発揮してくれるはず。


3. Bet.Check(NE)
Moon時代の前の韓国NEで最高のプレイヤーの一人。
MoonやRemindが台頭してきた後は今ひとつ表舞台に出てこなかったが、
今シーズンのリーグ戦ではかなりの活躍。
GrubbyやSkyといった所を破って存在感を示してきた。
特にvs HumにおいてはNE使いで最も上手いとすら思える。


4. Bet.Who(Orc)
今シーズン前までは全くの無名でありながら、
AsiaLdderでLv56という成績を引っさげてBetへと入団。
その後もリーグ戦ではかなりの活躍をしているOrcプレイヤー。
レイオフでも主力として出場するはず。


5. Bet.WinNers(NE)
今シーズンの結果を見る限りでは負け越してしまったNEプレイヤー。
ただ実力そのものが低いわけでもなく、大物食いをする可能性も十分ある。
ただ上位4人が力関係では抜けており、出番があるかは微妙な線。


6. Bet.ShowBu(Hum)
古くはSwainという名前で5年近くもトッププロで活躍するHumプレイヤー。
最近は存在感が余り無いが、唯一のHumなのもあり出番はあるかもしれない。


7. Bet.Jini(Orc)
完全にWhoに出番を奪われてしまった感じのOrcプレイヤー。
最近は個人戦でも余り活躍しておらず、オフラインでも出番は無いかもしれない。


リーグ戦においてはSweetの不調や、
2on2で昨シーズンSoccerと組んで全勝だったはずのFoVが、
よりレベルが高そうなNEのCheckと組んだ2on2で負けつづけ、
チームとして中々勝ちきれずにシーズン5位と苦戦したBet。
ただプレイオフでリーグ戦最高勝率タイだったTeam Goを
3-0で一蹴したようにかなりの強さは持っている。
2on2はFoV・Sweetに固定されて以後は中々の強さを誇っており、
Soloでもかなりの相手に勝ち星を計算できる最強UDの二人。
それ以外でもホープWhoや古豪Checkもかなりの力を持っており、
優勝の可能性も十分ありと見ている。


個人的に最も注目しているのはWho。
WC3Lに出てきていきなり上位レベルといってもいいXyliganを2-1破り、
ToD、Remindといった超一流どころ相手には2-0の負けと跳ね返されるものの、
その後も堅実に2-1で勝利を重ね、最終戦はHasuobs相手に2-0で勝っている。
実力的にはLyn・Grubby・Fly・Xiaotに次ぐ5番手の位置を十分に狙えるOrcな感じ。
ルーキーでまだまだ成長中なのを加味すると、
レイオフで面白い働きをしてくれる気がしてならない。

*1:回線のせいもあるのかもしれない